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映画 ミスト

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 アメリカン・ホラー・ストーリー、シーズン6ロアノークが、以前「The Mist」という情報がありました。

 結果的に間違っていたわけですが、それらしいTrailer、霧の中からモンスターが出てくる、というのがあったのも事実です。

 10話を前に、その「ミスト」を見直して、ついでに似た題材の「ザ・フォッグ」と、キングがはいゆうをやっている「クリープショー」を見直しました。

 「ミスト」の内容は、今日もう広く知れ渡っていますから、いまさらネタバレでも何でもないんですが、内容は、突然発生した霧の中に、モンスターがいて、大型スーパーに閉じ込められた街の人たちが、いかに行動したか、というものと、男の子とその父親がそこからいかに逃げ延びて、結果、取った行動、と言うのが描かれています。

 キングの作品でモンスターといえば、1、クモ、2、エイリアンで、「IT」でも「ダーク・タワー」でも、恐怖の形態がクモの形をとっています。この映画でもクモ型のモンスターが気色悪いんですが、それよりもラスト、ればたら論とキリスト教を持ち出した論評まであったりして、語りつくされています。

 最後にガソリンも食料も尽きてしまって、いつモンスターに襲われるかわからない状態になったため、同乗していた老人2人と婦人、それに息子を射殺して、一人生き残るのだが、霧が晴れるとそこはモンスターが一掃された世界だった。というものです。

 これ、キングの世界じゃありません。一応キングは肯定する、とのコメントがありますが、「ザ・スタンド」の世界では、病気になったら薬屋から薬品を持ってくる、食料品は冷凍庫をあさる。ガソリンはほかの車からとるか、車を乗り継ぐ、という世界をもうすでに描いていて、なぜ「ミスト」ではそうしないか?というと、原作では給油して立ち去って終わりらしいので、それがキングの世界なのです。

 映画版では、まず結論ありき、で、射殺しましょうが、自殺ほう助しましょうが、罪は罪で、主人公デイヴィッドのこの行動には、何の同情もわきません。

 自分だったら、自分より息子の命を、自分より一分でも長く伸ばす努力を最後まで行います。