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キング「ダーク・タワー」新刊

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 ダーク・タワーの映画が本年2017年公開予定になっています。

 https://www.youtube.com/watch?v=y66MbxNtCW0

 以前にも書きましたが、この小説は終始、いまひとつ熱中できないもので、結末の不満から、手放してしまっていました。

 いろいろな人が、いろいろな感想を書いていますが、もっともだ!と思ったものに、「一人の人間の想像力には限界がある、」というものです。

 もともと序でも書かれていましたが、「The Lord of The Rings」のキング版をねらっていたらしいの(ザ・スタンドがあるじゃないか、というつっこみをしたくなりますが、、)ですが、たしかに、「中つ国(Middle-earth)」と「中間世界(Mid-World)」とか、「暗黒の塔」と「Barad-dûrの塔」のネーミングなど、執筆当初の計画から、かなりの変更があると想像します。

 よくこの小説の挿絵にあるように、クリント・イーストウッドと赤いバラのとりあわせが自分にとっては何のイメージも湧かないというのもあります。

 想像できるものを全部ぶち込んだら、新しく素晴らしいものが出来る、というわけではなさそうで、あちらこちらに破たん(ほころび)が見て取れて、読んでいる最中は夢中ですが、さて。もう一度読めるか?かなりの疑問です。

 ただ、読みたくなった時に、今、新潮社版は廃刊なので、助かるとは思います。

 たとえば1巻の「ガンスリンガー」は、最初に角川書店のハードカヴァー(1992年)で出版されて、その後角川文庫(1998年)、新潮文庫(2005年)、そして今回の角川文庫(2017年)、と仁義なき出版合戦になっていますが、今回の出版は「4.5巻」の「鍵穴を吹き抜ける風」が新刊としてついかされる、、、ということで、はたして売れるのでしょうか?

 一番近くの書店に行ってみました、が、「ダーク・タワー」は置いてなく、新潮文庫の「ゴールデン・ボーイ」のみ、しかも背の上部がぐちゃぐちゃで、どうして売り物の本を劣化させるんでしょう?

 https://twitter.com/k_kazama