好きになれないクラウス・マケラ
新しい才能が現れた、と聞けば聞いてみようと思います。ですが、昔と違って今はYouTubeでだいたいの演奏をつかめるので、そう大きな失敗はありません。
メルカリでダニエル・ハーディングの検索をすると、なぜかしらマケラのシベリウス全集が出てくるのですよ。で、YouTubeで見てみて、なんで評判がいいんですか?と盛大に疑問符が付きました。フランスものでそれですから、ほかも推察できるんでしょうが、マケラでベートーヴェンを聞いてみました。ちがう!ベートーヴェンらしさがありません。マーラーを聞いてみました。マーラーの響きは聴けません。
当方が基準とするのは、泣けるか?(感動といいかえてもいいですが)です。
比較で、1 アバド
https://www.youtube.com/results?search_query=abbado+mahler+1
2 ハーディング
3 マケラ
冒頭で、1は悲しげな音色から始まるのですが、2は暗さと明るさが微妙なバランスでまじっています。で3派というと、色がないというか感じ取れません。