ダークタワー Ⅱ 「運命の三人」

　折れたページの復元が終わって、いよいよ「運命の三人」の上下の修復にとりかかります。

　気にしない人は小口の研磨もそうですが、気にしないであろうと思われる、へこみ跡です。ページの下端から４ｍｍあたりに１ｍｍ幅でローラーでもかけたような凹凸が何ページにもわたってつけられていて、これが多分出回っているすべての本がこうなっているであろうと思われます。これは不良品ではないという認識らしくて、増刷もせず、現在はさらに研磨したものが出回っております。なんともはや、多分「ダークタワー」の映画がこけたので、ＴＶドラマ化時に増刷を期待するしかないんですが、折れたページの復元と同様に湿り気を与えて爪の先でこすってならしてみました。

　結果は、完全にまっ平になるわけではありませんが、さほど気にならない程度にはなりました。増刷されたら買いなおしますか？と聞かれたら、悩みます。