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リチャード・ベイマー (再考1)

 最近はウィキペディアで、古い時代の俳優、女優さんたちの記事の訂正を試みています。

 で、リチャード・ベイマーですが、日本語のウィキペディアではむちゃくちゃな記述がされていてむっとしました。調べていくと、US版も不十分で、英語の資料を読んでも、出てくるのは「ウェスト・サイド・ストーリー」関係かミシシッピでのフリーダム・サマー(1964年)の活動しか出てきません。

 それでも、目からうろこと言う言葉がぴったしの記事が多々ありました。

 まずは、「ウェスト・サイド・ストーリー」公開50年目のラス・タンブリンのインタヴューですが、ベイマーはナタリー・ウッドに嫌われていて、蔑視されていたというものです。当時はたしか、ウッドはウォーレン・ベイティに夢中で、結婚を望んでいた、とどこかで読ん炊きがしますが、それにしても、、、。なるほど、あの映画が、ロミオとジュリエットではなく、したたかな女がうぶな男をひっかける物語に見えたはずです。

 ウッドは今見ると、「理由なき反抗」の時からもうすでに、後のおばはん顔が透けて見えています。この「理由なき反抗」で、サル・ミネオが演じたプレイトーの役をベイマーでスクリーン・テストしたものがあります。

 https://www.youtube.com/watch?v=3CgiQZPtfoU

 サル・ミネオと違って、上品なおぼっちゃん風で、これはこれでありか?と思うんですが、ゲイ風味が一切ないので却下になったんでしょう。でもこのときもウッドはベイマーに何かしらやな振る舞いをしたんでしょう。