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深町 眞理子訳のホームズ全集

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 翻訳者によって、受けるイメージがかなり変わってくるので、 深町 眞理子さんが個人で、シャーロック・ホームズ全巻の翻訳を終えた、と聞いたら、もう買うしかありません。

 まずは、「バスカヴィル家の犬」と「緋色の研究」を求めましたが、まあ50年ぶりくらいでしょうか?楽しく、わくわくする気分で読めました。解説や挿絵の充実ぶりが、もう文句のつけようがありません。

 こちらも、いろいろな意味で知識が増えているので、キングが逆立ちしても書けない、中上流階級のさりげない文化背景がうかがえて、興味深いものがあります。

 ただ、この創元推理文庫は、最近は、カヴァーがヴイニールコーティング仕様になっていまして、この全集の最初のころの出版はただの光沢紙なものですから、下手すると混在になります。また現在、書店の棚に並んでいるものは、一部が小口研磨されていますので、全巻一致させてそろえるのは難しいものがあります。

 アマゾンでは、どうせ汚い研磨本が混じっているだろうから、はなから購入先候補から外れていますが、マーケットプレイスの出品で、たかだか1000円未満の現行の文庫本が数千円という、しかも数社の出品というのが意味不明です。非研磨で新品ならば、それだけ出しても購入者がいるんでしょうか?