キング 「ゴールデンボーイ」 １
ところがわが町の小さな書店で、「スタンド・バイ・ミー」が、まさに誰の手にも触れていないかのような状態で、自分の目の前に現れました。
続いて「キャリー」が某ブックオフで新品同様の状態で、待っていました。
そうなると、恐怖の四季の片割れである「ゴールデンボーイ」も入手したくなります。が、ここからが大変でした。まあアマゾンをたよらないで正解かもしれません。２冊に１冊はどっかへんなのがきますので。
まずは大型書店Jで購入、帰って確認すると、本の上に油染みがぽとり、「ゴールデンボーイ」の最後のページに、つばをつけてめくったようなしわが、、。
油染みはほんの数ミリだったので（８枚分ありましたが）カッターで数ミリ切り取って（新潮文庫は上部が切りっぱなしなので助かりました）、次にしわのページは湿り気を与えて軽いアイロンがけを行って直そうとしたのですが、うまくいきません。あろうことか手が滑って表紙が破けました。もう返品もききません。
次にもうひとつの大型書店Mで購入。こちらは表紙がぼろぼろで、数ページの折れがあるのは分っていましたが、帰って再度チェックすると、製本時のページのしわが十数枚あって、さすがに交換を申し出ました。まあそのときの店員の態度も気にくわなかったんですが、数日後に交換用として差し出されたのが、脇と下部がむごい研磨されたものでした。
研磨された本が新品として店頭に並んでいるのは知っていましたが、まさか新潮社（もしくは取次店）のものまでそれをしていたとは、、、驚きでとっさに｜こんなのはいらん！」とは言えませんでした。
藤田さんのイラストのある、「スタンド・バイ・ミー」と「ゴールデンボーイ」を入手したかったのですが、かなりの回り道になってしまいました。
