シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

I support Cheyenne Jackson without permission from Japan.

スーパーナチュラル シーズン15 残り3話

 エピソード17がいいところで次回へ、となっていたためいらいらしっぱなしです。エピソード18を見ることができるのが早くても金曜日の午後で、たまりません。

 このエピソード18でキャステイルは登場しなくなるようですし、次のエピソード19でジャックもいなくなりそうです。ではエピソード20は?というとキャステイルもジャックも登場予定がなさそうです。

 最後はハッピーに終わってほしいんですが、題名が「Carry On」でボビーの登場があるというのは、まさか最初に戻るというのではないでしょうね?

遠い声 遠い部屋

 カポーティの五冊目「遠い声 遠い部屋」を読み終わりました。最初は、これは買って失敗だったかな?戸と迷いました。途中で出てくる遠い部屋という言葉に頭が???となりましたし、古い言葉づかいにうんざりしながら、翻訳の年を見たら1955年とありました、、。誰も改訳しようとは思わなかったんでしょうか?

 また、遠い声 遠い部屋というのは原語だと「Other Voices, Other Rooms」でした。自分にとっては「遠い」という訳語は違和感がありました。なのでこの言葉が出てくると言語に置き換えて読んでいました。

 この小説は英語版で読んでみなくちゃと思わせられたものです。

新潮文庫のカポーティ

 には、現在流通している本が5種類あります。

 ご存知の方はどうされているかしれませんが、新潮文庫のカヴァーはいまだに光沢紙でできており、コーティングがなされていません。したがって店頭で客がカヴァーの背の上部を指でひっかけて劣化させるのは当たり前、店頭に並べる際にも下手するとぶつけて白っぽくなります。

 なので苦労して、ほとんどスレのないカヴァーの背の上部がきれいなもので、ようやっとハリスのハンニバルのシリーズを揃え終わって、次は?カポーティおシリーズです。

 店頭で確認して、以下の4点を揃えました。

 1、冷血

 2、ティファニーで朝食を

 3、夜の樹

 残るは「遠い声 遠い部屋」と「叶えられた祈り」なのですが、これが結構大変で、11月15日公開の映画に合わせてフェアをやっているのは、近所では一店のみで、しかもぜんぶがそろってないという、、、、。

 4、草の竪琴

「ブラッド・メリディアン」の少年(kid)の最後の場面(ネタバレ3)

https://en.wikipedia.org/wiki/Samuel_Chamberlain ちなみに、少年(kid)のモデルとなったと推測される、サミュエル・チェンバレン(Samuel Chamberlain)は、1829 – 1908で、結婚して3人の子供の親でもありました。

Samuel Chamberlain - Wikipedia

 このウィキペディアの中での記述を読むと、少年(kid)に近い人生だったことがわかります。しかし、当時で78歳まで生きぬいたというのもすごいと思います。

 影響を受けたといわれているらしい、メルヴィルお「白鯨」は確かに「ブラッド・メリディアン」と構造は一緒です。最終的に語り手のイシュメイルと白鯨のモビィ・ディックが生き残りますが。

 しかし、ハヤカワ文庫はなんとかならんのでしょうか?コーマック・マッカーシーの本は、店頭に並んでいるほとんどの在庫が、研磨跡があって、古い印刷なので、ページが劣化して茶色がかっています。この辺は創元推理文庫新潮文庫に劣るところです。

「ブラッド・メリディアン」の少年(kid)の最後の場面(ネタバレ2)

 そもそもは、悪の化身であるハールデン判事に対して、神の恩寵を一身に集めているように見えた少年(kid)が、そう簡単に死ぬわけはない、と思ったからでした。

 会話では、嘘を言わせることもあるこの作品ですが、事柄を記述する際には、思わせぶりや推測を許さない、事実のみを記載するというスタイルを貫いています。

 では、判事は便所に全裸でいて何をしていたのか?直前に、行方不明になった女の子を探している記述がありますので、そういうことをおこなっていたという流れです。45歳になった少年(kid)は、16歳の時の判事の関心を引いていた少年(kid)とは違います。いくら判事が強力の持ち主でも45歳で挑まれれば受けて立つ45歳は銃も持っています。また直前に娼婦とセックスしたばかりで、匂いをぷんぷんさせていたはずです。

 誰が来るかわからない便所で、中に入ったら普通は鍵をかけておくものですが、判事の場合は少年(kid)が来たので鍵を開けて中に入るのにまかせた、そして判事は踊りに行って、いつもは言わない「私は死なない。」と言い、45歳の少年(kid)は立小便をしながら、通りかかった二人に「俺なら入らねえな。」という。

 中を見た男の「こりゃひでえ」という発言は、汚れが多いとか普通の殺人では出てきません。やはり女の子の被害者しか該当しません。

 だとすると、この立小便をしている男も変です。中を見て立ち去りもせず、人を呼びも騒ぎもせず、堂々としている。これはやはり事情を知ってなお、超越した態度をとれる45歳の少年(kid)以外には考えられません。

 

「ブラッド・メリディアン」の少年(kid)の最後の場面(ネタバレ1)

 もともとは「シスターズ・ブラザーズ」の解説で、似た作品として、「ザ・ロード」があげられていたので、記憶に残っていたのですが、最近は創元推理文庫に傾いていたので、ハヤカワ文庫にはなかなか手をのばせませんでした。どちらも新刊書店に並んでいるのは惨く研磨されたものが多かったというのもあります。

 で、たまたまポイントがたまっていた店で「ザ・ロード」のぴかぴかの本を見つけて購入して、コーマック・マッカーシー様が気に入りました。

 次の本が「ブラッド・メリディアン」だったのですが、少年の最後のシーンが意味不明で理解不能でした。一般的な読み方としては、少年(kid)は判事に殺される。というものですが、ならば今まで描かれてきた行動は?結びつきません。

 そもそも、少年(kid)は14歳で家出して、判事たちに出あうのは16歳でした。途中年齢を聞かれて19歳と答えるのですが、最後に足に受けた矢の傷跡を手術するシーンにも16年生きてきて、と書かれています。で、最後の判事と再会するシーンでは45歳になっています(解説で35歳とあるのは誤りです)。あれだけのものを見てきた16歳って、というのとほぼ30年たった判事は少なくとも50代以上でしょう。ずーっと少年(kid)を気にかけていたともとれるし、少年(kid)も判事を気にかけていたとか書かれていますが、殺し殺されて終わるような小説ではなかろう、、、、とずーっと考えていて、英語のサイトに、最後に男が三人出てくるが、立小便をしている男が45歳になった少年(kid)である、という意見がありました。これに激しく同意した自分がいます。ただ、そうするとそれ以外の男二人はどういう光景を見たのか?