アール・ヌーボー様式の食器

　ガラスではガレやドームがそれ！と指摘されていますが、こと食器に関してははっきりうたっているものがありません。そもそもアール・ヌーボーとアール・デコはちまたのブログではごっちゃになっています。

　偉い方の記述を信頼するならば、ロイアル・コペンハーゲンの「Midsummer Night 's Dream」とビング・オー・グレンダールのクリスマス・ローズの取っ手がそうだ！ということになります。

　そもそも日本趣味（ジャポニズム１０７０～）からアール・ヌーボーへの流れが流動的であって区別が難しいものであるし、アール・ヌーボーがいつからか？というのもひとによってまちまちです。

　たとえば、ロイアル・コペンハーゲンのブルー・フラワーのシリーズは、素地のカーヴ（マイセンから型を購入したということです）といい、絵付けの日本風の筆遣いといい、明らかにアール・ヌーボーに寄せていると、自分は思うのですが、いかんせんブルー・フルーテッドに押されタ現在です。値段的なものと、この日本風というのに自分は魅せられてブルー・フラワー・カーヴドを数十年前に買いました。