シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

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僕とぼくとボク

 いずれも翻訳文での話ですが、現実に20歳代以上の人間が、自称で「ぼく」と言った日には、その人は信用しないことにしています。許されるのは純粋な江戸っ子や東京人で、たとえば立川談志さんのように「ぼかぁ」のように言われるときだけで、巨泉のように「ボク」と聞こえるものはいんちきくさくて受け付けません。

 翻訳文で僕やぼくはよく見かけるし、それなりに許容してきたのですが、今回「ボク」というのを見つけて唖然としてしまいました。

 それは「新版ホビットゆきてかえりし物語」でです。

 原書房のこの本は、非常に評判が悪く、誰もお勧めしていませんが、ゴクリでなくゴラムと書かれていることと、税込み100円であったのでためしに購入したわけです。

 大失敗でした。

 映画で「ソーリン」といわれているのが「トリン」???はまだしも、ほぼ中年になっているビルボが、あるところでは「わたし」、あるところでは「ボク」、はあ?

 速攻でブックオフに持っていって売りました。偉い人の文章ってこんなもんなんでしょうね。