シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

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キング「ドクター・スリープ」

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 キングの「シャイニング」を何度目かに読み返していて、続編はどうなったんだろう?と思って検索してみると、もうすでに翻訳が出版されていて、ネットには感想もあがっていました。

 最近は書店めぐりもめったにしないので、新刊にうとくなっていて、ましてキングはちと避けていました。ただ、「アンダー・ザ・ドーム」がよかったので、新刊もほしい、という思いと、自分の予感「、多分、シャイニング」と肩を並べるほどのものではないだろう」とのせめぎ合いの結果、図書館から借りて読む、という結論に達しました。

 いぜんだったら、借りた本というのは頭に入ってこなかったのですが、今はそんなこともなく。、厚い上下巻を通して一気に読み終えてしまいました。

 面白いのは面白かったのですが、「シャイニング」のエッセンスをちりばめて、新しい物語を作るというのが、こんなに不思議な感覚になるとは思いませんでした。

 いわば「風と共に去りぬ」の続編「スカーレット」のように、続編だけど別物、別物だけど続編、というこの混沌さ、いっそのこと、ダン(ダニー)を主にしないで、アブラが主になる物語の方がよかった気さえします。

 描写も以前と違って、具体的な描写が多く、自分は野球少年が惨殺されるシーンがいまだに頭のどこかに記憶としてこびりついて困っています。

 文庫本になったら、所有用として購入を考えていますが、順番がずーっとあとになりそうです。