シャイアン・ジャクソンの声 1

　やわらかくて大きな４オクターブ半の声、と書かれています。４オクターブ以上というのは誇張としても、広いことに間違いはありません。

　また本人は、自分の声は黒人女性のようなヴォーカルと言っていて、その意味がいまひとつ分からなかったんですが、自分なりに解釈すると、、、。

　普通、高い音になると強くなくても遠くまで響くので、音色の統一の意味もあって、高い音になるとどんどん小さな音量になっていきます。ブロードウェイの白人女性、クラッシックあたりの歌い方も大概それですが、一方黒人女性のヴォーカルは、えてして高い音になればなるほど力強く、パワーがもりもりの歌われ方になる傾向があります。

　その点は、シャイアン・ジャクソンも全く一緒で、高い音が、柔らかさを保ったまま、力強く響くので、弱々しいファルセット使いとは、確実にちがいます。

　「Ｓａｙ　Ｓｏｍｅｔｈｉｎｇ」です。

　https://www.youtube.com/watch?v=ZTq2xumtXnE&nohtml5=False

　ちなみにここでの伴奏はＹＡＭＡＨＡで、動画で聞く限りそうは思えない上品な響きです。