シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

I support Cheyenne Jackson without permission from Japan.

Grease (Musical)

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 シャイアン・ジャクソンの最新インスタグラムに「グリース」の写真が載っていました。

 あえて、ブロードウェイでのCDを買おうと思っている中のひとつがこの「グリース」で、映画版は,こういっちゃ悪いが、キャストがひどすぎます。

 オリジナルは1971年にシカゴで初演され、72年にオフ・ブロードウェイ、ブロードウェイへと移り、結局80年までロングランとなった。初期のものは低俗で荒々しく、卑猥なものだった、しかし徐々に抑えて、きれいごとになっていった。と記されています。

 だからハイスクールの演目でもあるんだ!

 これを読んで、そうか!と思いました。違和感はそこから来るのかとも。

 映画は78年で、ヒット作とされていますが、たとえ表面上毒は薄められても、ひそかに忍び込ませる技が出来るのが映像作品なのに、映画にはなんの影も毒気も感じられません。主役はおろか脇役にいたるまで、到底高校生には見えない、のはおいといても、ストーリーがあれでは不良のふりをしている男女の、ただのじゃれあいにしかすぎません。

 トラボルタは24歳のときで、本来なら高校生を演じても違和感がないはずですが、典型的なイタリア系のふけ顔で、30歳以上に見えます。一方のオリヴィア・ニュートン・ジョンは当時30歳、(自分は好きでしたが、)セクシーさのかけらもありません。ドラマの中ではブルネット(エリザベス・テイラー風の)美人と、ブロンド美人の競争があるのですが、そこもあいまいになっています。

 若い頃のシャイアン・ジャクソンにこの「ダニー」役は、確かにぴったりです。45-50代の女性に大もてで、数百人のグルーピーが待っていて、シャツを脱がせようとしたり、太ももをさわろうとしたり、大騒ぎされていた、との「All Shook Up」の記事を読めば、理解できます。

 ブロードウェイ初演としてのキャストに、Carole Demas、Barry Bostwickの名前があり録音もなされていますが、ほかにも94年のキャスト版、07年のキャスト版の録音があり、ころころ代わっていったことが分かります。