シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

I support Cheyenne Jackson without permission from Japan.

フィニアンの虹(Finian's Rainbow)

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 まず、New York City Center Encores!シリーズで2009年4月に上演されたあとで10月から本公演で2010年にかけて「フィニアンの虹」のウッディで出演します。

 このミュージカルは47年が最初で、525年、60年、67年とリヴァイヴァル上演され、68年には映画化もされた作品です。


 ぼぼ30年ぶりに、ということは古くなっているから難しかったのだろうと思いますが、それ以前にキャストの問題があるかと思います。なんといっても68年の映画の失敗、かなり後遺症が残ったようです。

 まず、コッポラ監督の映画「フィニアンの虹」を見てみました。

 私見では、このミュージカルはおとぎ話で、魔法の壷、妖精というものが信じられなければ、お話が成り立ちません。映画は日本ではたいした話題にもならず終わったようですが、当時この映画のサントラのうち何曲かはFMで聴いた記憶があります。ペテュラ・クラークやトミー・スティールといった歌手が参加しているのですから、それなりに記憶には残っていました。

 が、残念なことに映画では、メインキャスト全員に失望することとなりました。若い恋人たちのドン・フランクスとペテュラ・クラークはおっさんとおばさんだし、フィニアン役のフレッド・アステアは(踊れば別ですが、容姿がむごすぎます。)へんちくりんなじいさまになってるし、妖精オグ役のトミー・スティールはうわすべりしていて妖精にはとっても見えません。マジックが起きる瞬間がひとつもなかったです。

 ブロードウェイ2009年版は、宣伝にも力が入っていて、YouTubeにも動画がたくさん残っています。それを見て感じるのは、映画で消えたマジックがここにはあること、「全員が歌えて踊れる。」と胸を張って言っている意味がわかります。

 https://www.youtube.com/watch?v=yksacMXx1KM

 https://www.youtube.com/watch?v=9T2IYONx4ag

 https://www.youtube.com/watch?v=_5eoUvHjj98

 その後、シャイアン・ジャクソンは、2011年「8」、2012年「The Heart of the Matter」、2013年「The Performers」に出演した記録がありますが、いずれも歌なしの演劇で(「he Heart of the Matter」だけは、どこを見ても記録が残ってません。)、2013年「The Performers」に出演した記録がありますが、、最後の「The Performers」なぞは、評判がよかったにもかかわらず、ハリケーン・サンディの影響で、一週間程度で終了してしまいました。

 後日、シャイアンは「全精力をそそいだのにー、、。」とも言っていました。