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殴り散らす

 自分は初めて目にした言葉で、意味は推測できますが、まず普通は使用しないものであると思われます。

 これはウィキペディアの「ラモン・ノヴァロ」に最初に書かれていた記事にあった文言で、ほかにも「剣戟俳優」という死語にも等しい言葉があって、この方はいったいいくつの人?という疑問がわいたものでした。

 翻訳では誰しも誤りがあるので、いちいちつついたりはしないのですが、次の一文

 「ラモンが業者に依頼して雇い、性的目的でローレル・キャニオン大通りの自宅に呼んだものである。」というのと

 「バスローブのポケットから奪ったわずか20ドルを手に現場から逃走した。」という文章を読むと矛盾している!と思わざるを得ません。

 セックス目当てに業者を介して男を呼んで20ドルしか用意してなかった、というのがおかしいのです。当時20ドルはタクシー代くらいだったというのですから。

 もうひとつ、「メキシコ革命を逃れて、アメリカ合衆国カリフォルニア州のロサンゼルスに一家で移住した。」という一文があって、これもメキシコ革命のさなかに一家10数人が移住出来るのか?という疑問がわきました。

 結果は自分が訳しなおしたとおりで、当初のものは英語の構文が自動翻訳では対応しきれないところからきたものでした。

 で、「殴り散らす」という言葉がずうっと引っかかっていたのですが、岡本綺堂読物集を読んでいくと、「OO散らす」という言葉がたまに出てきて、この辺の表現なのだ、と得心しました。それにしてもこういう表現をする方は、いくつなんでしょう?