シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

I support Cheyenne Jackson without permission from Japan.

The One I Wrote for You

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 この2014年の映画は、ありがちな、素人タレント発掘番組に出て、才能をみいだされる、成功物語かと思って、ちょっと敬遠していました。

 音楽ものに弱い、ということもありますが、低予算でも良質な佳品になってると思います。

 そでのほつれたTシャツで平気でTVに出るし、寝起きで髪がぼさぼさのままでインタヴューを受けるし、いつも髪の後ろ側がぴょんとたってるし、どっかしらお茶目なあんちゃんですが、ゲイじゃない役で主演というのは、これが唯一ではないでしょうか?そのほうが合ってると思うし、自然に見えるんですが。

 本人もシンガーソングライターだし、自作のアルバムモリリースしています。ずーっと曲づくりはしてきたようですが、今のところ、その記事にはぶつかっていません。

 クリップは以下のようなものです。、

 https://www.youtube.com/watch?v=UIta0cUd0EE

 誰も書いていないから、思いっきりねたばれします。

 ベン(シャイアン・ジャクソン)はささやかなカフェを経営して、妻アリシアと娘グレイス、そして年老いた父ポップ(クリストファー・ロイド、そうバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクです。いい味を出してます。)と暮らしています。

 小さいころから音楽が好きで、自作の曲を大きなトランクにしまいこんでいたんですが、最近はふたを閉じてほったらかしです。

 近くの町で「The Song」というシンガーソングライターの発掘番組が開催されることになり、娘が応募して、妻と友人ミッキー(中古コレコードの店主からベンのマネージャーをかって出ます。)が、半ば強引に引っ張っていきます。

 最初の山場、この予選を勝ち抜けるか?

 結果は次点で、惜しくも敗退して、翌朝プロデューサーからの電話で、昨日優勝した人は歌詞に問題があって、ベンが勝ったと聞かされます。(そうきたか!)

 NYでの決戦まで、3人で各地を回って、いろんな都市でさまざまなタイプの歌を披露して、人気投票をしていくのですが、ベンは、ほかの若い男の子や若い女の子に比べて、どうしても見劣りするため、今ひとつ人気が出ません。

 これでは勝てない!ということで、拒否してきたメイクも(目の周りを真っ黒にします。)派手な衣装も受け入れて、オーバーなアクションまじりで歌ったところ、ものすごい人気になります。

 でも、家族は(じっちゃんが倒れても帰らん、ということもあって)ドン引き、マネージャーのミッキーも慢心してんじゃねーの、とたしなめます。

 次の山場、NYでの決戦です。(これは予想がつきました)

 基本に戻って、ベンはメイクもせず、普通の格好でギター一丁で家族に向けて素朴に歌い、よって優勝は若い男の子になり、まあ当然さ、という展開で帰宅します。

 最後に、自分のカフェで歌っているところに、レコード会社のプロデューサーがやってきて、君にはBig Fanがついているから、アルバムをリリースしたい。という申し出があって、終わります。

 低予算だからか、しょうがないのですが、今日のタレントコンテストの出場者は、この映画に出てくる新人歌手(俳優)より、もっとすごい猛者ばっかりです。それに比較してここでの出場者は弱すぎです。

 シャイアン・ジャクソンは素人っぽく歌ってはいますが、その歌が際立ちすぎて、、、といっても映画をみてて、泣けてしょうがなかったです。なんで日本で公開せんのじゃ、と叫びたくなります。