シャイアン・ジャクソンを応援するブログ

I support Cheyenne Jackson without permission from Japan.

ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート

イメージ 1

 イエス・キリストについて、大人になってから知らされた、えっと思うことがいくつかありました。

 その一つが、遠藤周作「イエスの生涯」と平井和正の著作上でのもので、十字架の上で、「エリ、エリ、レマサバクタニ」、我が神、我が神。何故私をお見捨てになったのですか?という言葉についてです。

 キリストも十字架の上では人間らしさを発揮したとか、最後になって神を恨んだ、とかいうのとは違い、「詩編22編」の引用だというが二人の見解で、「詩編22編」を最後まで読めば、神への賛美で終わるので、最初の一節をつぶやくだけで当時の人は意味がわかっただろう、というものです。そうするとキリストの神への信仰は死ぬまで首尾一貫しているということになるので、自分もこちらの意見に賛成です。

 ところが、外国の映画で、そういう解釈をしているものは、自分が見た限りではありません。アンドルー・ロイド・ウェバーの「ジーザス・クライスト・スーパースター」も、まさに普通通りの展開で、最後を感動的に終えよう、という意図が見え隠れしていて、思わずため息がもれました。

 アンドルー・ロイド・ウェバーはすばらしい音楽家です。でも、時々は意図が分からない作品も存在します。

 この「ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」もそうで、歌は素晴らしいのですが、ヨセフ(ジョセフ)の行動は矛盾に満ちています。ヨセフは、あの「出エジプト記モーセによる)」の前のエジプトでフブライ人が増えていくまでを語ったもので、ヨセフの逸話は、エジプト王の夢判断で有名です。

 シャイアン・ジャクソンはVillage Theatreでこのミュージカルに出演し、leads actorですからヨセフ役だったのでしょう。

 ダニーオズモンドが歌う、「any dream will do」

 https://www.youtube.com/watch?v=a2r6tYg1VEY

 リー・ミードが歌う、「any dream will do」

 https://www.youtube.com/watch?v=qZjHsQ4SUaE

 リー・ミードはもてはやされるほどいい声だとは思いません。音程もかなりあやしいものがあります。