アイーダ(Aida)Musical
というのも、オペラのアイーダ役で思い浮かぶのは、カバリエ、ニルソン、テバルディ、リッチャレッリ、とほとんどが白人だからです。黒人ではレオンタイン・プライスただひとりで、その彼女がこのミュージカルを作る元になったというのも、数少ない黒人が主役になっているオペラへの思い入れからでしょうか。
このミュージカルに使われている歌をざっと聞いてみましたが、やはり全体が軽くて食いたりなさが残りました。日本人が歌うものは、メロディーに合わない日本語と明晰な発音の弊害か、同じ音楽とは思えませんでした。
ブロードウフェイ初演の、ラダメス役の「Adam Pascal」と、アムネリス役の「Sherie Rene Scott」はなかなか、見せて聞かせて、すばらしいですが、主役となるアイーダの「Heather Headley」がどうも受け付けません。声はふつうの黒人歌手の声ですが、容姿が、その他の奴隷そのもので、とてもラダメスの目を引く美人で、やさしく穏やかで、素直、とはとても思えません。このくらいう歌える黒人の美人はいっぱいいるだろうが、と思いキャリアを見て見ると、このアイーダの後はほとんど役についていませんでした。
エルトン・ジョン作曲のミュージカルは、どうして二番煎じが多いんでしょう、ライオン・キングとビリー・エリオットは映画からだし、このアイーダはオペラからだし、、、、。もっとも今のブロードウェイでもオリジナルのものは数えるほどですので、そういう流れなのでしょう。
アムネリスのものです。まるでカイリー・ミノーグのショーのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=fT6JfdqiAuA
そして、シャイアン・ジャクソンがこのミュージカルのメドレーを歌っています。
https://www.youtube.com/watch?v=IJJi4D6pWjI
